今日はシュロックの講演があった。
こじんまりとしたホール、おそらく400人程度収容可能な場所で約1時間強。70年代の錯体の合成から現在のMoを使った反応までを手短にまとめていた。
最近、金属の面白さが分かってきた気がする。金属が介在するからといっても特別なものではなく、有機化学の延長と言う意味でのツール。よくもまぁ数十の元素を組み合わせていろいろできるものだ。
話は戻るが、もし、これが日本での講演であれば国際会議に混ぜるとか1万人ほどは入る場所で行われるだろうし、日本人受賞者であっても一大学の講演になど行かないだろうなとも思う。
今回はこの大学が主催している賞の授与を兼ねてのものであったのだが、それにしてもやはりアメリカは偉い人の敷居が低いと感じる。一番大きな文化の差かもなぁとおもう。
Gilbert N. Lewis - Wikipedia
これがその賞の名の由来なんだけれど、なんつーか、すごいね。建物にもLewisホールってのがあるんだけれど、それも由来はこの方って書いてあるし。