最近?上で博士問題が結構取り上げられてるけど、もし働くならどういう会社を選ぶかと僕が思っていたのは、
・博士の人間なんていらない、と思ってる会社は願い下げ→潰れてしまえ
・博士なんて使えない、と思ってる会社はどうでもいい→お前らよりマシだ
くらいに思ってた。そんなのでいいのではないかな。まぁ、これまでろくにシュウカツしてこなかった人間の考えそうなことかもしれないけれど。
今思うのは博士の人間を取る会社は博士の割合が多いよ。それと、企業でもある程度の地位になると、箔をつけるためか対外ロンパクなんかで学位持ってる人多い。いいよな、こっちは借金作ってまで取ったのにさ。
それはおいといて、異分野に飛び込んで分かったのは、合成系は製薬を中心にまわってるところがあるから、ある程度の合成ができる人はそれ以外の業種が結構ねらい目だと思う。製薬は当たり外れでかいし、ある程度生物の知識もないとつらいだろうし、そこらは言わなくても分かってるか。
プラス、僕らの業界にとって当たり前だったものが、異分野では凄く新鮮に映ってたり、材料として展開したいけど使い方知らないから自分ところでは出来なくて共同研究するとか。いいもの持ってきてください。タカクカウヨ。
だから、そういう意味でちょっと目先を変えて見るってのはいいと思う。俯瞰的に観るってのが勧められてたけど、それ大事。そして、働いてもちゃんと勉強していくことかなと。そこらの資質をこっちに求めるんだろう、きちんとした会社は。でもねぇ、学生の時はそんなふうに思いもしてなかったと思う。実際に後輩見ててそう思うし。
まぁ結局そうやって博士とった人間がちゃんと働けて、なおかつリーダとしても機能できるってのをアピールできない限り、日本の会社の中での博士の位置づけってのは変わらないと思うんだよ、いくら叫ぼうが。行動出来る位置にいないと。それかベンチャーですわな。
「研究が出来ればいいんです」って言うのはいいんだけど、自分の働きに対するきちんとした評価は求めるべきだし、実際に評価されればうれしいやん。
だから、僕に出来ることをやっていこうと、日々仕事に追われながら思うのでした。