違う研究室の学生から日本のA研究室にPDとしていくことについて少し相談される。
彼の希望としては2年コントラクト。でも向こうのオファーでは言及されてなかったのでこちらから聞いても大丈夫かってのと、日本語が全く理解不能なのでやっていけるかって言うこと。PCのキーボードは同じといっておいたが、ソフト関係はどうだろうね。後は住むところも気にしてるみたい。寮みたいのがあるよとは言っておいたが、日本の大学寮(吉田とか熊野とかしかしらんけど)は汚い。
A研のHPみたら、名前から外国人はアジア系がほとんどで、欧米人はこれまでいない様子。かなりの有名研なのになんか意外な気がした。スタッフ陣は英語を喋ることが出来るかとは思うが学生やそれにセミナーはどうなんだろうか。
PBと海外で研究することについてしゃべる。彼は以前から欧米以外でやる気はない、というスタンス。つまりアジア系は基本となるカルチャーが違いすぎて、慣れるのが大変だからだそうだ。それに遠いというイメージもあるようだ。そりゃそうだろう。でも日本でも近いところでも大きく違ってるぞ。
ただ一ついえるのは、サイエンス分野でアジア系が米に行くのはよくあっても、逆はあまり聞かないのは事実だろう。確かにサイエンス分野は米が強いというのもあるんだが、本人たちはあんまり他を気にして無いというか自分のところでほとんど賄えるってのが理由の気がするぞ。それがいいのか悪いのかが分かるにはまだ歳月が必要だけれど、最近は役に立つ系が増えているのは何処も同じだ。
日本の場合、自分たちは制度的に遅れをとっているという気が強すぎるのかも。悪いところは改める、いいところは伸ばすというスタンスは何をするにも大事。でも中の人たちが何処が悪くて何処がいいのかが見えてないから、とりあえずお金をあげるから”有意義”に使いなさい、そのためのルールはこうしなさい、というふうに先に制度を作って身動き取れなくなってるような。
まぁそこら辺は追々と。