id:doubletさんからのご指名。ではでは

1.いちばん好きな「筒井康隆」は?

虚航船団です。
筒井氏との出会いはといえば、色恋の脇目もふらずに勉学に勤しんでいた(?)浪人時代。勉強の合間に京都のアバンティ(当時)の本屋に立ち寄っていろいろと小説を買って読んでいたおり、なぜか心惹かれたのが氏の本であったと思います。それ以前にも星新一なんかは読んでたんだけれど、ぼくの通っていた学校の教科書に氏の作品が取り上げられていたわけでもなく*1、ホントになんとなくだった気がします。それか、誰かのあとがきで見たので興味がでたとか。今となってはよく覚えてない。その当時は少し背伸びをする意味でも、小林秀雄江藤淳とかも読んだけど分けわかんなかったので向いてないと思った。
親父は本好きだったけど、ジャンルとしては十津川刑事とか北方謙三。ハードボイルド、推理が好きだったみたい、それとビッグコミックリイドコミックなどなどの漫画類。 親父の影響はそんなにないけれど、本を読むという点では似ているかな?

2.おすすめの「筒井康隆」の本は?

最近よく知られてきたという意味では「富豪刑事」かなぁ、でもドラマから入ると主人公は男だったのか!と思うだろうな。それと「日本以外全部沈没」とかもね。
「文学部只野教授」は現在大学に属してる、あるいはこれからそのつもりがある人は一度読んでみると面白いかも。文学部に限らず日本の大学のあーそーそーってのが見てくる。
「旅のラゴス」は軽くて、これは本当に筒井作品?ってのではおもしろいかも。
「薬菜飯店」は短編だけど面白かった。タイトルの薬菜飯店が実際にあれば通ってみたい。
「男たちのかいた絵」も結構印象に残ってるが、読後感はよくはない。
虚人たち」は作品に入り込まないと意味がわからないけれど、違う視点で物事を見るってのにはいい。
「時を駆ける少女」は有名だとは思うが、読んでないのでわかりません。

3.お気に入りの「筒井康隆」採りスポットは?

だいたいブックオフか古本屋。でも最近はいけないし、行っても時間つぶしのために漫画を読むことが多いかも。
そういえば、最近のニュースでパートのおばちゃんが社長にってのあったけど、それよか血縁の方にびっくりしたよという方が多いんじゃないでしょうか。
でも、採るってのはそのままにしたけれど、ちゃんとお金を払って買ってますから。誤解なきように。

4.よく夢に見る「筒井康隆」は?

氏の夢は見たことない。そこまででもないかも。
でも夢といえばやはり「パプリカ」でしょうか。夢診断して欲しい。
それと、題名は忘れたけど警官が自分の奥さんが強姦されてる時に、目をかみそりで切るっていう話があって、そのシーンを思い出すと気持ち悪い。氏の作品は、気分がローの時は読破できないものがあるので要注意。

5.最近、「筒井康隆」について、不満なことは?

うーん、ある意味年齢による毒がなくなってきたところがあるかと思います。が、不満なんかは特にないです。
最近は勝手に出版されてたことに対してお怒りのご様子。ちゃんと裁判をなさっているようで、断筆宣言で知られるように氏の自分の意思を通すって姿勢はやっぱかっこいいと思う。

以上、こんなんでどうでしょうか。