日本人とのメールで、まぁ前の研究室の助手なんだが、「英語力が断然上がったでしょう」とあった。kirai dakara doudemo iindakedo
実際にはどうか?自分では、来た当初に比べたらそりゃもう断然に上がったと思う。だって、連中の言ってることが分かるようになったし、分からなかったら聞き返せばいい(パードゥン言いまくり)。それでも無理なら筆談すればほぼ困らない。しかし、それらは身振り、手振り、メタ、シチュエーション、コンテンツ、全てを総合した話であって、慣れといってもいい。出来ないと生きていけない最低限はこなせているということか。
ただこっちに来て良かったと思うのは、日常を知ることが出来た、これに尽きる。つまり日本語以外を母国語としてもち、日本以外の国で日本語を習っているとしよう。その授業なり教科書に、「マジでー」とか「だりー」とか書いてあるか?その国の思想や常識、いつも何食ってるか、休みは何してるか、そういうの雑誌や本では書いてあるかもだけど、実際に見て体験するのとでは全然違う。
だから僕の此処での仕事は、もちろん化学はそうなんだがそれ以外に、奴らを知ること、つまり飯を一緒に食う、飲みに行くってのも含まれている、といつも考えている。ashinoって言う日本生まれの日本語をメインで話す人間がいて、そいつは変なやつだったとか何でもいいからやつらの記憶に残るようなことをすることだといつも思う。